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hikaru noguchi
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ママ友趣味 june 2007

 
郷に入ったら郷に従えという言葉を肝に命じて暮らす私。でも現実は、ここ南アフリカの小さな街に移り、日本人はもちろん、価値観の似た同業、類業者人口の少なさに唖然としました。ロンドンでのデザイナー仲間や、在英日本人友達とワイワイというわけにはいきません。

幸い子供の学校を通じて、ママ友が増えた今日この頃。 お茶にいらっしゃいよ〜と誘われた御宅で、流行りのスクラップブックの作品を自慢された際には、自分がどんな顔をしているか、失言しないかが心配になるくらい緊張します。 人様の趣味にどうこう言う身分ではありません。モノ作りを楽しむというのは素晴らしいことです。手芸趣味の多くに対して「うわっ!悪趣味〜〜〜」と思いつつも、製作者の熱心さに暖かい気持ちになるのに、自分がなぜ主婦のスクラップブック趣味に嫌悪感を持つのだろうか・・・と悩み考えました。高校生がやっているのなら「かわいいね〜、立派だわね〜」と感心するでしょうに。

理由その1:
私がなまっかし、美大を出て、デザインの仕事にしているため、ムードボード、プレゼンボードとよばれる、まぁスクラップブックみたいなものを仕事として定期的に作っているから。(しかし、自分の家族写真でそれをやろうとは思わない)

その2:
デジカメやコンピューターの普及でプロっぽい仕上がりが素人にも出来るから。(素人のプロっぽい出来上がりというのがまたちょっと苦手)

その3:
スクラップブックは出来た作品を人に見せることが前提とされていて、趣味にしている知人らに共通する、ものすごいポジティブな生き方、作品に張られた自分の子供自慢に閉口してしまうからなのかもしれません。

こうやって書き出すと、他分野に対する理解力に乏しく、他人に厳しく自分に甘いという性格丸出しですね。

ここ南アフリカでは、日本やイギリスに共通する謙遜、謙虚という態度が理解されにくい土地柄なので、とりあえず最低でも自分のことや、家族のことを謙遜表現しないようにすることが必要です。なせなら、謙遜表現を真に受けられて、単にひどくネガティブな人と受け取られてしまうからです。自慢という日本語は傲慢なニュアンスがありますが、「自分をポジティブに語る」態度というのは見習うべきだなぁと思います。

こんな話しを日本の女友達にすると、「日本だってママ趣味の対応は難しいのよ〜」と。逆に「謙遜表現の裏にある自慢したいツボをおさえて誉めてあげないといけないから、たいへんよ!!」と。なるほど。直球で自慢された方がわかりやすいことは確かですね。(H)

●パリの装飾美術館の本屋さんでステキなスクラップブックの本を見つけました。

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