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hikaru noguchi
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hikaru's eye
オリジナルとコピー商品 March 2007

先日、家族旅行で東アフリカの小さな国、マラウイに行ってきました。旅行の楽しみは準備から! 荷物を増やしたくない私は移動でも散歩でも湖畔の水遊びでも大丈夫なような靴を発見。CROCというアメリカブランドのサンダルです。南アフリカでも軽さと履き心地の良さで、老若男女にとても人気があります。

私の住む街ではオリジナルのCROCは大人ものが39ランド、子供ものが29ランド。類似品といか、もろコピーバージョンが5ランド。なんと七分の一の値段で売られています。悩むところですね〜。とりあえず自分のはオリジナルを買いました。コピーを買って足にあわなかったら、「やっぱりコピーものだものね、、」と後悔するだろうし、こんなに人気のある靴ならオリジナルで良さを理解したい! という気分と、コピー商品はモラルにかなっていないという信念からでしょうか。

夫は、コピー商品が5ランドで売られているということは、オリジナル商品の原価はそれ以下ってことじゃぁないか! ばかばかしい! 僕のはコピーもので充分! と。娘のはサイズと色の都合でオリジナルを、息子は黒という希望からコピーモノを買いました。履き心地は正直いって、オリジナルもコピーモノも同じ様。

オリジナルか類似品かといえば、I-PODも悩みの種。私自身、普段の生活で音楽を聴いている時間はとても少ないし、コンピューターのメモリー移動だってI-PODでなくても出来る。現実的に私の生活に不必要なモノなんですが、単に皆が持っているから「持ってみたい!」というミーハーな気分なんです。夫がI-PODの類似品をもっていて、「これを使って都合がよければI-PODを買えば」と言われてもその気にならないのは、私はI_PODの機能が欲しいのではなく、「イマドキの若者っぽくてかっこいい!」という雰囲気が欲しいんですね。

デザイナーとしては、コピー商品がでて、よけい人気が高まるような影響力のあるオリジナルな商品作りを目指したいものです。

長年デザイナーをやっていると、自分の商品のコピーバージョンを見かけることもしばしばあります。'ここをこうした方が良かったかなぁ'と思っているところまで改良されずにソックリ見事にコピーしてあるのを見ると、'どうせコピーするならもう少し工夫、改善しようよ!'とコピーされたことへの怒りよりも、コピーメーカー、工場の担当者の怠慢さに怒りを覚えます。まぁ、工夫、改善されたコピー商品は、コピーと呼ばないにかもしれませんね。また素材もそれほど悪くなく、上手くコピーされていて、店頭価格が私のオリジナルの三分の一だったりすると、'どういう工場背景なのかしら!私のも作って!'と思ったりします。

皆さんはオリジナル派ですか? 妥協コピー派? 当然コピー派?ですか?(H)

写真は、4足のオリジナルと、モドキCROC。

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