編地のデザインを専門に勉強したこともあり、大抵まず初めに生地のテクスチュアや構造を考えはじめます。スタジオにある2台の編み機で、数多くの古い 編み物のパターンブックや資料(私が特に好きなのは30年、60年代のものや、民族衣装や伝統模様集など。いつの時代でも変わらない美しいデザインを 見ていると幸せになります)、また、旅に出た時の思い出などからインスピレーションを得て様々な編地を試し編みしてみたり、デザインを重ねていきます。
素材の95%は、スコットランドとイタリアの発色が美しい高級糸を使っています。毎年幾つもの糸、色見本帳を取り寄せて見比べ、試してみます。 このプロセスは、まるで新しいクレヨンを買ってもらった時のような喜びがあります。
何が流行るということでなく、人々が小物をどの様に着ているか、コーディネートしているか、素材感やサイズ、重さなどを見るようにしています。 若い流行に敏感なスタッフと、工芸っぽさを残した仕事が得意な私が提案しあいながら、商品デザインをかためてゆきます。
イギリスの工場数社と何人かの編み手さんに生産をお願いしています。
スタッフと一緒に行く工場周りは、ハードだけど楽しい出張です。工場の機械や、古い資料、床に落ちているボツになった生地や商品からアイデア が生まれることもあります。
スタッフと一緒に行く工場周りは、ハードだけど楽しい出張です。工場の機械や、古い資料、床に落ちているボツになった生地や商品からアイデア が生まれることもあります。
左) tweed dog制作のきっかけとなった、工場に転がっていた犬のクッション
右) tweed dogとして登場
イギリスの工場数社と何人かの編み手さんに生産をお願いしています。
スタッフと一緒に行く工場周りは、ハードだけど楽しい出張です。工場の機械や、古い資料、床に落ちているボツになった生地や商品からアイデア が生まれることもあります。
スタッフと一緒に行く工場周りは、ハードだけど楽しい出張です。工場の機械や、古い資料、床に落ちているボツになった生地や商品からアイデア が生まれることもあります。
工場や編み手さんがコレクションのサンプルを仕上げると、つぎは展示会です。私はロンドン(ロンドンデザイナーエキヒビション)と パリ(ショールーム・ホーテンジアデオトン)の展示会に年2回出展し、世界中のバイヤーと会い、注文をとっています。