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目指せ!冬の美人顔 メイクとマフラーの深い関係 2 October 2007


<美術大学院生のチカさん>

舞台美術と衣装の変遷をテーマに研究するチカさん。最近では研究が高じて日本舞踊を習い始めたというくらいパワーがあふれています。今は研究時間が生活の全てなので、ファッションもデニムにセーターと着ていて楽なもの、汚れてもいいシンプルなものが中心。小物でお洒落を楽しんでいるとのこと。

そんなチカさんが選んだのはディープブルーのモヘアのショール


ディープブルーのモヘアのショール
「大学や博物館の資料室や舞台裏は暖房がついていないことが多くとても寒いんです。だからマフラーや手袋は欠かせません。実は私は以前チクチクするモヘアセーターで懲りたため、モヘア苦手感があったのですが、このショールは首の肌ざわりが良くって大丈夫そう。でも大判ショールの着こなしって難しそうだし、モヘアものって田舎っぽくなりそうなのも心配。」

そんなチカさんにまず私からアドバイス。

“大判なのに空気を含んで軽いモヘアショールはとても便利なんですよ。チカさんなら図書館で膝にかけたりね。

私のお勧めは、半分に折ってふんわりと一重巻きにして、垂れ下がった部分を無造作に開く巻き方。肩にふんわりかかって暖かだし、この上からジャケットを着てもゴロゴロしなくてスマート。

大判ショールは、和服のショールのように広げて背中を覆うように着たり、あかずきんちゃん風に胸元に結んだりすると背を低く見せたり、姿勢を悪くみせかねないので要注意です”


名取瞳のメイクのポイントは・・・。

“ファッションが大判のモヘアショールという、一般的な印象として「ラフでカジュアルでぬくもりと安らぎ感がある」からこそメイクではあえて'モダンで洗練されたエレガントテイスト'にまとめることがポイントです。ほのぼの系ルックスは遠慮しましょう(笑)。

具体的には、目元に光沢感のあるブルーラベンダー系のアイカラーを用い、マスカラは黒のロングラッシュタイプで今シーズンらしく長めに作り込みます。

チークは、ハリウッドスターやセレブのメイクで多く見かけるローズレッド系をホホ骨エリアにやや縦方向にぼかし、スッキリとしたフェイスラインやさりげない華やかさを演出します。

リップは、クラシックに見えないよう中間色(中くらいの明度)の上品なローズブラウンの薄づきタイプの口紅を組み合わせて、(パリ)シックテイストの都会的な印象のメイクに作るのがおすすめです”


「巻き方やメイクのちょっとしたコツで随分雰囲気が変わるものなんですね。日舞を始めてお着物を着る機会が増えました。同じショールをデニムとお着物でかっこよく着こなせるようになりたいです。」とやる気満々のチカさんでした。

<story performed by 小倉千佳(アルマット)>

1)山の手ミセスの代表、千鶴さん
3)野口光と名取瞳のメイクとマフラーの深い関係対談
4)名取瞳プロフィール

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